医療学生のためのアプリ開発講座⑥

iOSでのアプリ開発準備

医療従事者の中には、勤め先にiPadが導入されているという人も少なくないでしょう。病院の経営に関わる立場でなければ、すでに支給されているものを変更するようなことは基本的にはできません。ですから今あるIT環境で活用できるアプリ開発を行なっていく必要があります。

 

ここで、iPhoneiPadで利用するアプリ開発の手順を確認しておきましょう。開発環境の設定や学習手順を覚えておけば、今のアイデアをだんだんと形にしていく方法も見つかるはずです。Androidと比べて難しい部分もあれば簡単な部分もありますから、これからどちらを学ぼうかと迷っている人は、ひとまずiOSの使い方も一通り学んでみるとよいでしょう。

 

まず必要なものとして、当然ながらMacパソコンがあります。iOSのアプリはMacOS上で行なっていくことになります。すでにWindowsパソコンを持っているという人は、ノートタイプでも中古でも構いませんから、手に入れておきましょう。

 

iOSでのアプリ開発をするソフトは「Xcode」といいます。これはアプリのダウンロードもできるApp Storeでダウンロードできますから、Macパソコンに入れてください。通常のアプリを落とすような感じでできますから、サイトで探すとすぐ見つかると思います。

 

次にiOSデベロッパプログラムに登録することが必要です。これは年間参加費として8,400円かかりますが(為替ルートに影響されて変更されることがあります)、作成したアプリを配布したり販売したりするために必要ですから、登録しておきましょう。作ったアプリは公開したいものですし、もしかするとかなりの収入源になるかもしれません。

 

デベロッパプログラムに参加することで、iPhoneiPadなどの実機を使った動作確認もできるようになります。シミュレータ上でのテスト動作だけなら登録しなくてもいいんですが、これも念のため実機テストをするほうがいいでしょう。

 

実機テストをする意味ですが、シンプルなアプリから、だんだんと複雑な上級アプリを作れるようになってくると意味を増してきます。医療従事者としてどんなアプリを作りたいのかにもよりますが、GPS機能や加速度センサーなど実機にしかない機能を使うアプリの場合、シミュレータだけではテストできないのです。実機での動作確認をしてこそアプリが成功したか分かりますから、やはり必要な手順と言えます。

 

なおアプリ開発のためには英語やC言語の知識があるとスムーズにいきます。基本だけでも復習しておくことをお勧めします。とくに英語が分かるだけでもストレスが減りますから、単語を少しずつ思い出したり覚えたりだけでも開発勉強と並行してやってみてください。