医療従事者のためのホームページアイディア集

10. 患者に望まれる医療関係のホームページ

医療従事者のホームページを見る人たちは、どのような情報を望んでいるのでしょうか。ここでは患者側の視点から、医療従事者のホームページを考えてみましょう。

 

かかるべき診療科が分かるページ

すべての診療科が揃っている総合病院が近くにある人は別ですが、それ以外の人は自分の症状に合ったところを選ばなければなりません。しかし、医療関係の知識がない人が自分の症状を的確に判断するのは意外に難しいもの。実際、「歯が痛い」と言って歯科医に来た患者さんを診察したら悪いところがなく、熱を測ってみたら38以上あったため、内科医へ行くように勧めたという事例もあります。その患者さんは、風邪による頭痛を歯痛と勘違いしていたわけですね。

 

そういったムダをなくすためにあるのが、自分の体調から行くべき診療科を判断してくれるページです。たとえば上記の例だと、患者さんが前もって「本当に歯痛なのか、まずは体温を測ってみましょう」といった1文を見ていれば、風邪の可能性も疑ったはず。どこの診療科にかかればいいかを分かりやかく教えてくれるコンテンツは需要が高いと言えるでしょう。

 

病院を評価しているホームページ

たとえば一口に風邪と言っても、よほど田舎でないかぎり何件もの内科があります。そのなかから自分に合った病院を探すときの基準になるページですね。掛かりつけの医師がいる人をのぞき、患者さんの8割以上が、初めて行く病院はインターネットを使って調べているというデータもあります。症状が重い患者さんのなかには、手術件数の実績や採用している治療技術・治療方針などを気にする人もいるため、そういったデータを掲載しているとアクセス数も伸びるはずです。

 

混み具合が掲載されているホームページ

診察までの待ち時間の長さは一昔前に比べるとかなり緩和されましたが、田舎の病院ではまだまだ23時間待ちなどが当たり前の状態です(患者さんもそれに慣れてしまっています)。リアルタイムで込み具合を掲載できればベストですが、それを実行するにはインターネットに関する知識が必要ですし、時間もかかります。また、そのために時間を消費して診察時間が減って本末転倒というもの。「週末は混みやすい」「この時間帯は人が少なめ」といった情報だけでも患者さんには有益なので、大まかな傾向だけ記載するのが現実的と言えます。

 

手術後のフォローを掲載しているページ

簡単な手術であればそれほどでもありませんが、脳や眼球、臓器などの手術をした患者さんは自分の体調について非常に神経質になっています。ちょっとした違和感でも不安になるため、その手術後に起きやすい症状などを記載したホームページがあれば患者さんも安心できます。まれに体調に無頓着な患者さんもいるので、「とくに心配する必要がない症状」と併せて「医師の診断をあおいだほうがいい症状」も掲載しておくと万全です。そのほか、術後の療養方法や予防医療への啓発なども患者さんの健康維持の一助となるでしょう。

 

11. 医療従事者にオススメのホームページ作成ソフト

業者に頼まず自分でホームページを制作するさい、「6. 簡単なホームページの作り方」や「7. ホームページを充実させるには」で解説したような手作りの方法以外にも、ホームページ作成ソフトを使う手があります。手作りでクオリティの高いホームページを作ろうとしたときに障害となるのが、必要とされる知識の量です。それなりに知識がある場合はともかく、知識のない場合にはhtmlcssを勉強しなければならないため、多忙な医療従事者は時間的に難しいかもしれません。しかしホームページ作成ソフトを使えば、かなりの部分をソフトが自動でやってくれるので、最低限の知識だけでクオリティの高いホームページを制作することが可能です。ここではオススメのホームページ作成ソフトをご紹介しましょう。

 

シリウス

圧倒的な人気を誇るホームページ作成ソフトで、クオリティの非常に高いホームページを制作できます。特に上位版はさまざまな機能が付加されており、その実用性の高さは他の追随を許しません。高機能なホームページ作成ソフトは総じて高度な知識を要求されるものが多いのですが、こちらは操作が非常に簡単で、htmlcssをほとんど知らない初心者でも問題なく操作ができます。価格がやや高めに設定されているので、試験的にホームページの制作をしようという人より、本格的なホームページの制作・運営を目指す人にオススメです。

 

ホームページビルダー

20年近く前から改良・バージョンアップをくり返してきたソフトで、知名度はシリウスの上、人気でも引けを取りません。長いあいだ培われてきたノウハウを活かして素材やテンプレートを充実させており、高級感のあるホームページを仕上げることが可能。最新バージョンはWordPressのサイトを作る機能も追加されているので、WordPressを利用する人にも向いています。基本的には有料ですが、体験版なら無料でダウンロードできるので、購入するさいはそちらを使って機能や操作性を確かめてみるとよいでしょう。

 

ホームページV3

 

シリウスやホームページビルダーとちがい携帯のサイト制作には対応していませんが(スマートフォンには対応)、ホームページV3の真価は圧倒的な使いやすさにあります。非常にシンプルな制作画面を採用しており、htmlcssの知識がない人はもちろん、パソコン初心者でも利用可能。ボタンやメニュー、ヘッダーなど3万点の画像を使えるほか、Flashを使ったスライドショーを作ったり、YouTubeやニコニコ動画を導入したりなど、ホームページを楽しく演出する機能も搭載しています。さらに、ほかのソフトに比べて値段もリーズナブル。機能性はそれほど高くないため、医療施設などの「組織としてのホームページ」制作には向いていませんが、個人ではじめてホームページを制作するという人にはピッタリのソフトです。