片岡裕貴先生
2007年 東北大学医学部医学科卒業

2007~2009年尼崎県立尼崎病院 初期研修医

2009~2012年尼崎県立尼崎病院 呼吸器内科専攻医

2012~2013年尼崎県立尼崎病院 呼吸器内科 医員

2013年~ 

京都大学大学院医学研究科社会健康医学系専攻医療疫学分野 MPHコース

 

Q1: 今の職場を選んだ理由を教えてください。

 

 

小児喘息があった経験から「息苦しさ」に対する診療をしたいと思い

呼吸器内科医なりました。

 

また、学生時代から

病態生理だけでは答えの出せない問いに答える方法としての疫学を学び、

実践したかったということもあります。

 

以前の職場の部長が臨床研究を行なってきた人だったということもあり、

自分も臨床研究をやろうと、その職場を選びました。

 

しかし、ここ10年あまりの方法論の進歩は著しく、

本格的に方法論を学ぶ必要を感じたため、

大学院へ進学することを決めました。

 

 

Q2:今の職場でもある大学院で研究するメリットとデメリットについて教えてください。

 

<メリット>

日本の臨床研究を支えてきた/支えている教員の方々の

熱心な指導を受けられることに加えて、

臨床研究に対するモチベーションの高い多職種の同期と交流ができることです。

 

<デメリット>

学生なので無給であることでしょうか。

 

Q3:研修医や若手時代の苦労や頼りになった先輩からの一言・辛い時の乗り越え方を教えてください。

 

私は、不器用で新しいことを取り入れるのが苦手な性格なため、

「なんでこんなことをするの?」ってよく怒られました。

 

そんな時でも、

「一つずつできるようになってきているよ!」という先輩の一言が

心強かったです。

 

辛い時は、同期とお酒を飲んで忘れていました。

 

Q4: 多職種との関わりの中で心がけていること、難しいと感じる事、失敗談など教えてください。

 

病院での医師の役割はオーダーをすることです。

 

なるべく患者さんの価値観とコメディカルの動く流れに沿ったオーダーを

こころがけています。

 

時には、医者として良かれと思ってやったことが、他職種にとっては、

ありがた迷惑であるとフィードバックを受けるときもあります。

 

そういった面でも、失敗はたくさんしてい ます。

 

Q5: ライフバランスについて気を付けている事はありますか?

 

現在、大学院にいるため時間はあるはずですが、

子育て・妻との時間を十分に取れているか悩んでいるのが現状です。

 

仕事での時間の使い方は感覚的にわかるのですが、

子育てに対してどれだけリソースをつぎ込めば良いのかわからないのが、

目下の悩みごとです。

 

Q6: キャリアとキャリアアップについてどのように考えていらっしゃいますか?

 

一 般的なキャリアアップは

肩書きや資格・スキルがついてくることだと思いますが、

自分の考え方は少し違っていて、市中病院で働きながら、

臨床研究ができる仕組みを作ることだと思っています。

 

診療→教育→臨床研究→診療というサイクルを回して、

より良い診療を患者さんに届けられるようにしていきたいです。

 

Q7: 医学生や若手の研修医に対してのメッセージをお願いします。

 

やりたいことをやっていると、たとえ失敗しても後で生きてくると思います。